【ヨガで体質改善】ゆるい運動でもダイエットやデトックス効果が期待できる理由

ヨガと聞いて座禅を組み瞑想する光景を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。あるいは片足で立ったり、ヨガマットの上で体を反らしたりするポーズを見たことはあるかもしれません。最近は女性を中心に美容やダイエットのためヨガを始める人が増えています。筋トレをする風でもないのになぜ痩せるのでしょう。ここではヨガの基本と効果について説明します。

1.ヨガは運動が苦手でもできる

ヨガ

ダイエットと言えばジョギングやウォーキングに励んだり、またはジムでサイクリングマシンを漕いでダンベルやバーベルなどを使ったウエイトトレーニングを行うイメージがあります。やる気に満ちているならばともかく「キツいのは嫌」、「力を使いたくない」といった運動を苦手とする人はモチベーションが上がらず、たとえ始めたとしても継続は難しいのが現実です。

しかしヨガならばそれほどキツくないし、思い切り力を入れる必要もありません。「そんなことでダイエット効果があるの?」と不思議に感じるでしょうが、ヨガの本質を分かっていただければ納得がいくはずです。

まずはヨガの歴史を辿りながら現代におけるヨガの目的を見ていきましょう。

ヨガはインドが発祥地で、およそ4500年前のインダス文明が栄えた頃が起源とされます。長い歴史のなかヨーガの修行による解脱を説くヨーガ学派の教典『ヨーガ・スートラ』が編纂され、1600年頃には力強いヨガを意味する「ハタ・ヨーガ」が考えられました。現代では1970年頃から瞑想を中心とした第一次ヨガブーム、1990年代になって海外セレブがエクササイズ的にはじめたことをきっかけに、日本でもヨガをライフスタイルにするモデルや芸能人が増えて第二次ヨガブームが起きました。

ヨガはサンスクリット語の「ユジュ」(牛や馬と車をつなぐ軛)を語源としており「つながり」を意味します。心と体、魂が繋り「安定してやすらいだ」状態を保つことがヨガの目的で「呼吸」、「アーサナ(ポーズ)」、「瞑想」はヨガの三大要素とされます。

ヨガの初心者や指導者にもバイブルとして定評がある、心とからだのバランスを保ち自然治癒力を高める「ヨーガの基本」について書かれた『ヨーガ本質と実践』(著:ルーシー リデル/編集:シヴァーナンダヨーガセンター/翻訳:竹田 悦子)ではヨガの医学的効果に関して「肺活量と呼吸量の著しい増大」、「体重減少と肥満解消」とされており、ダイエット効果が期待できることが分かります。

2.ヨガによるダイエット効果

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ヨガの呼吸法にはいろいろなやり方がありますが、基本となるのは腹式呼吸です。肺には筋肉がなく自らふくらんだり縮んだりすることができないため、肋骨の間の筋肉(肋間筋)や横隔膜の動きを使って収縮・拡張することにより呼吸を行います。主に肋間筋を使うのが肺呼吸で、横隔膜を使うのが腹式呼吸です。横隔膜が上下運動する際にお腹が膨らんで凹む(元に戻る)ことから腹式呼吸とされますが、呼吸自体は肺で行っているのです。

呼吸法をすることで血液や脳に酸素をより多く送ることができ、さらに気をコントロールすることを意識すれば生命エネルギー(プラーナ)や集中力が増し心と体を統合します。また腹式呼吸によって横隔膜が大きく動く際に背骨を刺激するため、背骨の中を通る脊髄の自律神経を整えることでさまざまな不調改善につながります。

トレーニングジムなどで行う筋トレとは違い、ヨガはポーズをキープすることで腸腰筋や多裂筋といったインナーマッスル(深層筋)を鍛えます。身体の歪みやくせを直して姿勢が良くなり、脂肪のつきにくい身体になることでシェイプアップ効果が期待できるため、筋力がなく運動が苦手な人でも続けられるのです。

またヨガのポーズに慣れてきたら、お腹周り、ヒップ、太もも周りといった気になるところを集中して引き締めるポーズを取り入れた方法もあるので、インストラクターに教わるか、ヨガ関連の動画を見て研究するとよいでしょう。

3. デトックスヨガとは

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「デトックス」という言葉はすっかり定着しましたが、もともとは英語の「detoxification(ディートクシフィケイション)」を略したもので「解毒」を意味します。身体の中に溜まった有害な毒素や老廃物を排出することを「デトックス」と呼び日本でも健康ブームとともに広がりました。入浴やウォーキングなど運動によって汗を出したり、食生活の工夫で老廃物を排出する方法があるなか、ヨガを用いたのがデトックスヨガです。

基本は呼吸法とポーズによって内臓が活性化され老廃物を出すことでデトックスにつながり、血流やリンパの流れがスムーズになることで美肌効果や新陳代謝を高める効果が期待されます。このところ注目されている「腸活」にも腹式呼吸とポーズを取り入れたヨガがおすすめです。

また腹式呼吸を行うことで血行がよくなれば、むくみや冷えの解消、全身の疲労回復につながるうえ、内臓の動きが活発になり便秘が改善され、生理痛が軽くなるなど女性の悩み解消にも一助となります。ストレス社会で無気力になった時も、デトックスヨガでポジティブな気持ちになれば乗り切れるかもしれません。

4. ヨガでメンタルも改善できる

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ヨガの呼吸法により内臓など体内を活動的にする“アクセル”的な交感神経と、活動性を下げてリラックスさせる“ブレーキ”的な副交感神経のバランスがとれて自律神経が整うことで、不調が改善されます。

それに加えてメンタル面での改善に効果的なのが瞑想です。

ヨガの三大要素に含まれる瞑想。もともと瞑想することから始まったヨガが、発展段階で呼吸法とアーサナ(ポーズ)を生み出して「自己を見つめ心身を宇宙や神と一体化させる」ことを最終目的としました。その瞑想によって心が安定することでメンタルを改善する効果があるとされます。

人間は身に危険が迫ったりストレスを受けると体内でストレスホルモンが分泌されます。代表的なストレスホルモンの1つが副腎皮質から分泌されるコルチゾールです。コルチゾールは身体のバランスを整える働きをするために必要なホルモンですが、ストレスを受けたときに活性化するため「ストレスホルモン」とされます。

普段は大切な役割を持ちながらコルチゾールが分泌され続けると血中のコルチゾール濃度が異常に高くなってしまい、うつ病や不眠、生活習慣病などのリスクが高まります。ヨガの瞑想によってコルチゾールの分泌が減少することが分かっており、瞑想を行うことでリラックスして緊張から解放され心の安定を得られるのです。

5. 大阪でヨガスタジアムを探すなら谷町線

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ヨガでダイエットやデトックスするには、まずヨガの基本と正しいやり方を知って始めた方が安心です。主要都市を中心に全国各地でさまざまなヨガ教室やヨガスタジアムがあるので、ネットで調べてみましょう。

大阪府で探すならば大阪メトロ谷町線沿いにはパーソナルヨガや早朝ヨガを行っているところもあり、ダイエットコースやデトックスヨガなど目的に合ったところが見つかるかもしれません。

まとめ

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以上、ヨガの発祥からヨガによるダイエット効果、デトックスヨガ、メンタル改善について説明しましたが、最後までお付き合いいただき誠にありがとうございます。ヨガで体質改善やメンタル改善するためのお役に立てれば幸いです。